仕事・子育て・家事…頑張りすぎていませんか?
毎日、朝目覚めてから夜寝るまで、一息つく間もなくずっと走り続けているような感覚…。
仕事・家事・育児のタスクに追われ、気づけば自分のことは後回し;
- 「最近、気づいたらため息ばかり」
- 「私のやりたいことって何だっけ?」
- 「心が疲れているのに、立ち止まる余裕も勇気もない」
そんなあなたにこそ手に取ってほしいのが、宮本佳美さん著『私らしさの教科書』です。
本記事では、共働きで育児もほぼワンオペで日々多忙な母の皆さんに向けて、“自分らしさを取り戻す”ヒントが詰まった本書を、読者目線でレビューしたいと思います。
『私らしさの教科書』とは?(著者:宮本佳美)

本書を一言で表すと、「心が疲れた女性に向けた“メンタルメンテナンスの教科書”」だと思いました。
著者の宮本佳美さん(ここ数年定期的にYouTube配信を拝聴している)は、女性のキャリアやライフデザインを支援していらっしゃる方です。(※講座など、過去受けたことはありませんが)
著者は、本書で「頑張る女性ほど、自分らしさを置き去りにしてしまう」と伝えており
- 心の声を取り戻す方法
- 感情の整え方
- 自分らしさを再発見するワーク
- 忙しい毎日でもできる小さな習慣…などを軸に、本書を構成されています。
読み進めるうちに、自分の「らしさ」に「気づく」→「整える」までを軽やかに導いてくれる、実践型の一冊だと感じました。
自分らしさを再定義するステップ・ワークが豊富
まずは:他人軸で生きていないか?に気づくこと
共働き、子育て、家族の予定……
気づけば“自分の気持ち”より“周囲の期待”を優先してしまう。
本書はまず、その無意識の「他人軸」に気づくことを促しています。
実際、私は育児も家事も全てワンオペだった時代、目の前の「やること」をこなすことだけに体力を使っていて、それが自分軸なのか他人軸なのかすら、気づく以前に全く考えたこともありませんでした。
そんな毎日を過ごしていると、不思議なことに&面白いことに「強制終了」って起こるんですよね。
私の場合はこれまでに経験したこともない体調不良と指にできた”謎のデキモノ”ができて、体からのSOSが先でした。
そこで初めて、「私って誰のために生きてるんだろう?」とふと疑問を抱いたことを覚えています。
心の声を聞き直すワークが豊富
- 今日の気分は?
- 本当はどうしたい?
- 何を大切にしたい?
など、ただただ自分に聞いてみる、というシンプルなことをはじめとし、本書では忙しい女性たちでも短時間で取り組めるワークが多く紹介されています。
客観的に「自分らしさ」を深掘っていけると、徐々に「自分の”ごきげん”ポイント」がわかってくる印象がありました。
本書では、「”ごきげん”=自分が喜び、ウキっとすること」と定義し、それが何かを書き出す、リストにする、目につくところに置いたり定期的に視界に入れることで”ごきげん”の時間が長くなる=「自分らしさ」が定着していく、というように紹介されています。
1章ごとに具体的でハードルが(良い意味で)予想よりも低くて、忙しい中でも続けやすい習慣が提示されているところが魅力に感じました。
心が疲れている時ほど、小さな習慣の積み重ねが大きな変化を生むのかな、と感じました。
\\今すぐ『私らしさの教科書』をチェックする//
自分らしさを取り戻す小さな一歩は、きっとあなたの明日を軽くしてくれるはず!
多忙な共働きママに刺さる本書のポイント

自分を犠牲にするのが“当たり前”になっていない?
家族のために頑張ることと、自分をすり減らすことはイコールではありません。
これは本当に身をもって自覚したことですが、「母」の心がすり減っている時ってパートナーとも子供たちとも衝突が多くなってしまうものです。
「自分を犠牲にする」ということは自分の「感情」をスルーする、ということなんですよね。(無視、無関心…悲しい)
しかも、その感情が「嬉しい」「楽しい」<(より)「ムカつく」「不安」「なんか違和感」…のようなネガティブ且つ強い感情の方に意識が持っていかれるので「自分”らしくない”」ことばかりにセンサーが働き、気づいたら負のループに陥っていることがほとんど…なんてことに。
本書では、そういったネガティブな感情を感じた時にそのままにするのではなく、以下のように伝えています。
「私らしくないセンサー」に反応したものは、「これは私、イヤなんだな」「違和感を感じるんだな」と自分がしっかりと認識してあげて、「本当はどうしたかった?」と聞いてみて、「次は、私らしいセンターが反応することをやってあげよう」とプラン立ててあげましょう。(p.32)
この気づきは、わかっているようで実はわかっても&やってもいなかったりすることですよね。
実際、私もこの「全部一旦受け入れる」「理解して解決方法を考える」ことを、”自分のために”はやっていなかったことに気づいてからまだまだ日が浅いです。
しかし、これをやっていくと事実、「自分で自分を認めてあげる=自己肯定感が上がる」が自然とできてくるので、自分責めもかなり少なくなったと実感しています。
「私を大切にする」ことは家族への投資
自分の心が元気であれば、家族との関係も自然と穏やかになっていくのも事実です。
「私を大切にする」と、前述したように自分を認められるようになりますし、周り(特に夫)にも「大切にしよう」前提で言動も変わっていくのも自然なことですよね。
まずはほんの少しでも、自分に向き合って自分を取り戻す時間を捻出してみることからがスタートです。
何度も自分に「何が嫌なの?」「どうしたいの?」と聞いていくうちに、本当の気持ちや、新たな思いがわかることもたくさんあります。(p.153)
今すぐ試せる思考整理と感情リセットの方法
本書で紹介される方法は、思い立ったらすぐに実践できるものばかりです。
中でも、p.113にある「WORK7」/”ごきげん変換”は、今ある謎の心のモヤモヤや我慢していることを「やめる」ことができそうです。
苦手なこと・やりたくないこと・気分が重くなってしまうことを書き出して、それを解消するためにはどんな工夫ができるかな?と自問自答することができます。
「私のごきげん」は誰かに委ねるものじゃない。自分が整えてあげるもの。(p.112)
本書から期待できる変化

あなたのその夢、「私らしさ」で叶います(p.4)
と「はじめに」の中で言及されているように、もしかしたらあなたの人生も激変する可能性があるかもしれません。
というのも、著者である宮本佳美さんご自身が本書で説いている「私らしさ」を見つけるワークをし続けて×考え方をして×行動し続けた結果、人生(働き方・生き方)が激変した!とのこと。
言い換えれば、「自分らしさ」が明確になっていれば、あとはその軸をブラさずに「ごきげん」を長続きさせられたら理想の人生が送れるようになる、今我慢していることがなくなっていくかも?という印象を持ちました。
さらに、自分の「好きなこと」「心地よいこと」を否定せず受け入れる練習を重ねていくと、自分のことのみならず周りの人・コトも受け入れられるようになり、結果人間関係も良好になっていきそうです。
自分自身にもジャッジが少なくて、自分のやりたいこと、好きなことに、フラットな状態でいられる、ということでもあります。
「良い・悪い」ではなく、自分がどう感じているかで判断する。
否定する必要はなく、自分の気持ちをしっかりと感じるのです。(p.175)
—-
世間の正解より、あなたの「これが好き」が1番強い。(p.175)
また、
- イライラや自己嫌悪に振り回されづらくなる
- 仕事・家事の優先順位づけがうまくなる
- 他人の正解に振り回されず、自分の軸を持てる
- 「私って、本当はこんな人だった」と気づける
といったように、私は本書を読破して今抱えている心の霧が晴れ、日常の見え方がやさしく変わっていく感覚を味わたように思います。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
もし今、
「最近の私は私らしくない」
「疲れすぎて心が動かない」
そう感じている方がいらっしゃったら、心のSOSを見逃さないでほしいです。(私は見逃し続けてつぶれた経験があります)
『私らしさの教科書』は、忙しすぎるあなたの心に、やさしく灯りをともしてくれる一冊だと思います。
気づきを得るだけでなく、行動に移せる内容がぎゅっと詰まっています。
\\今すぐ『私らしさの教科書』をチェックする//
自分らしさを取り戻す小さな一歩は、きっとあなたの明日を軽くしてくれるはず!

