「すっぴん=ありのままで生きる方法」を具現化|価値観がひっくり返った本

書籍

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こんにちは。らぶこです。

唐突ですが、日常で「本心は◯◯したいけど、みんな違うから/なんか反対されそうだし…やっぱりいいや」と本音に背いていたりしませんか?
これが無意識に溜まって、気づいたら体からSOSサイン(倒れる、疲労感が抜けない、頭痛が治らないなど)が出る。
結果、「しばらくお休みさせていただきます」…なんて状況に陥ったことはありませんか?

・ありのままに生きたい
・自然体でいたい
・自己肯定感を上げたい
・仕事と子育ての両立ができてこそ自分には価値がある
・良妻賢母でいたい
 etc.

このようなフレーズで普段頭がいっぱいの方(=4年前の私)には特に、
今回の図書「パリジェンヌはすっぴんがお好き」を読むと「こんなふうに考えるだけで、楽に生きれそう」と心から感じることができそう!と感じました。

本の要約 |自分らしい“美” 4つのポイント

「パリジェンヌはすっぴんがお好き」は、30〜40代の女性が抱える美容やライフスタイルのみならず、心の悩みも解消でき得るヒントが多く詰まった一冊です。

★外見に対して
この年代の女性が抱えているであろう悩み「自然な美しさの追求」「年齢を重ねるごとに変化する肌への不安」「忙しい生活の中でのセルフケアの時間確保」といった課題に対し、パリジェンヌの習慣やライフスタイルが提案する解決策が紹介されています。

著者は「すっぴん美」をテーマに、パリジェンヌたちのシンプルで洗練された、自然体の美しさを追求する美容習慣について紹介しています。
過剰なメイクや手の込んだケアに頼らず、内側から輝く健康的な美しさを大切にする考え方が、忙しい現代女性に無理なく取り入れられる、と主張されています。

★内面に対して
自分らしさをとても大切にするパリジェンヌの心的傾向は自己肯定感や心の豊かさを高め、外見の美しさだけでなく、心の健康にも寄与しているようです。

彼女たちがどんなに多忙でどこで何をしていようが、「ゴールデンタイム」を欠かすことはありません。
この時間は、心のケアする時間・心を鍛える時間です。自分は自分のままで良い、と割り切れる心構えは文化や環境から先天的にあったものではなく、紛れもなく毎日の努力の賜物なのです。
いつだって「快適で幸せである」と思える心をつくることが、内面から身体へ強く影響することを理解の上で外見のケアにも力を入れます。

日常の忙しさに追われる30〜40代の女性にとって、自然体でありながら輝く方法を教えてくれるこの図書は、美容の負担を減らし、自分らしい美しさを取り戻すための本質的かつ実践的なガイドブックになり得ると心から思います。(※らぶこの個人的意見)

また同著書には、年齢を重ねた女性が自信を持って「自分らしい美」を実現するために役立つアドバイスがたくさん詰まっています。そのうち、代表的なものは以下。

  1. 自然体の美しさ
    パリジェンヌは過剰なメイクや外見に頼らず、内面から輝く自然な美しさを大切にしています。
  2. シンプルな美容習慣
    シンプルなスキンケアやメイクを重視し、無理なく自分らしい美しさを保つことが重要です。
  3. 自分らしさの追求
    他人の目を気にせず、自分の価値観を大切にした美の追求が、心の豊かさや自己肯定感につながります。
  4. 健康的な生活
    食事や生活習慣にも気を配り、心身ともに健康であることが美しさの基盤となります。

このポイントを抑えて且つ実行できると、とても生きやすくなりそうですよね。

書籍の中で響いたフレーズ

以下、私が読書中に響いたことを記録します。共感いただける方がいらっしゃれば嬉しいです^^!

★メモ:p.58
いいところも悪いところも含めて自分。どう付き合っていくかは自分次第
取り繕うこと=自分のコンプレックスを隠そうとすることをやめて「ありのままの自分をさらけ出す」


私の場合「素敵な女性=肌が白くて×華奢で守ってあげたくなる×スカートが似合う人」だったのですが、完全に真逆です。完全に”ないものねだり”です。
どんなに日焼け対策をしたって地黒にさらに日焼けするので1年中真っ黒。骨格も体格も角ばっているのでスカートよりパンツの方がしっくりくる。昔友人に「我が強い」と言われたこともずっとコンプレックス;
ですが。
そもそも誰と比較しているんだ?誰になりたいんだ?という話ですし、パンツとTシャツが似合う体型じゃん、原色系の服も映えていいじゃん、自分持ってていいじゃん、と割り切って「これが私だし、それが魅力」と向き合うと案外イケてる!と思えるようになっています。(単純…!笑)

ありのままの自分をさらけ出してみると、「私って案外、イケてるかも」という気になってくるから不思議なものです。自分に愛着が湧いてくるのです。   

引用:「パリジェンヌはすっぴんがお好き」

★メモ:p.91
残業を良しとしない文化。仕事より自分が楽しんでることの方が大事だし、その時間は自分で作れる。


5年前にスタートアップ企業で勤めていた時、子供は3歳と1歳でしたが毎日ワンオペ育児で
仕事が終わらず残業→保育園に延長依頼の電話をして罪悪感に駆られる→時間に間に合わなくてタクシーを使ってしまいお小遣いもなくなる→子のお世話で休む時間もない→寝落ちして朝は最悪なコンディションから始まる…といった生活、何のために働いているのか全くわからない毎日でした。(今考えると恐ろしい)

図書の中では、著者がまだ残っている仕事を前にアフタヌーンパーティに誘われた際、仕事を理由に断ろうとしたところ「残業より大事なことがある、それは自分!」と同僚に言われて結果素敵な時間を過ごせた、とあります。
残業をパタっとやめると、
・エネルギー配分がうまくいって仕事にメリハリをつけられた
・担当外の仕事をため込まなくなった
・仕事が楽しくなった(心の余裕が生まれた)

そうです。

こうゆう考え方をしてごらんなさいよ、と当時の自分に言ってあげたかったです。笑
日本は「残業するのが美徳、残って努力していることが美徳」な風習が会社によってはまだ残っているかもしれませんが、その雰囲気に流されないようにしたいところですね。
仕事は、やることやってれば何も文句は言われないはず!!

自分を押し殺してまで仕事をする必要はありません。私のように「しんどい」と思っている人がいたら、まずは自分の時間を作ってみることをお勧めします。

                           引用:「パリジェンヌはすっぴんがお好き」

★メモ:p.203
パリジェンヌは献身的な子育てをしない。キャラ弁作らない、サンドイッチは挟むだけ、スパゲッティだけ


これは私の中では1番「はっ!!」と目が覚めたフレーズでした
図書の中では、著書が娘さんの遠足で朝早く起きて作ったお弁当を見て、パリジェンヌに「アートみたい、ちょっとやり過ぎ」と言われた、という話があります。アートと言ったのはウサギに飾り切りしたりんごです。
他のご家庭のお弁当はというと、素パスタ?パン一斤とハムそのまま?一緒に挟む野菜もなし?…日本ではあまり見かけない、衝撃的なお弁当だったそうです。

お弁当ひとつ作るにも、キャラ弁まで作りはしないものの「ご飯・おかず◯品を彩りよく入れる」ことを考えて当日は朝早起きして作るのが普通、と思っていましたし、その裏には
・子供たちに喜んでもらいたい
・栄養バランスが整った食事をしてほしい
・お友達に見られても恥ずかしくないお弁当にしてあげたい
なんて思いもありました。

献身的な子育ては決してしないパリジェンヌです。
✳︎
余計なことはしない。頑張りすぎない。他の人と張り合わない。
✳︎
子供達は嬉しそうに冷たいピザや素パスタを頬張っています。恥ずかしがる子など一人もいません。

引用:「パリジェンヌはすっぴんがお好き」

私は、自分で自分の首を絞めていたんですね。
正直、お弁当を作らなくてはと思いながら朝早く起きることも嫌でしたし、「こんなお弁当を持たせる母親って」なんて思われることが嫌だったんだと気づきました(たぶん誰も見てないし思ってもない)

ということで、子供たちに「お弁当箱開けたら生姜焼きドーン!て乗ってるだけでも気にしない?」とか「野菜足りないからお夕飯でたくさん食べてね!」とかを聞いて極力楽をしよう!と決めました。
すると、子供たちからは「焼き肉丼最高ー!」「野菜いらない〜」「じゃぁゼリー入れておいてほしい」なんて言葉が返ってきました。笑

あ、それでいいんだ…と拍子抜けしましたが、まだまだ私には何をするにもハードルを高くしがちな癖があるようです。「頑張りすぎない」は、常日頃から自己暗示をかけようと思います。

番外編:何かと影響を受けやすい30〜40代

さて、ここからは番外編で「そもそも女性が悩む背景はなんだ」を掘り下げてみようと思います。

最近「誰でも、何歳でも輝ける」系なキーワードのよく目にするようになったり、女性起業家として「自由に生きる、稼ぐ」と輝いている(眩しい!)ような記事や動画を目にすることが多くなりました。

一方で、自分らしく生きたいと思う反面思うようにいかない弊害や葛藤などを抱えて悩んでいる女性も多くいると思います。
かくいう私は、かつて「仕事と育児の両立ができてこそデキる女性だ」という高いハードルと固定概念を勝手に作っていたら、心身ともに自滅しました;苦笑。(今は心身ともに健康です)

参考までに、日本の30〜40代女性に特有の心の内面の悩みには以下のような傾向があるようです

伝統的なジェンダー役割へのプレッシャー

日本社会では、依然として「女性は家庭を守るべき」という伝統的な価値観が根強く残っており、特に30〜40代の女性はその影響を強く受けています。
結婚、出産、育児に関する役割分担に関して、社会や家庭からの期待が高いため、仕事と家庭の両立に強いプレッシャーを感じることが多いそうです。キャリアを優先する女性に対する無言のプレッシャーや、家庭内での役割分担の不平等感が、内面的なストレスとして蓄積されます。

「周りと同じであるべき」という同調圧力

日本社会特有の「空気を読む」文化や、他人と調和を保とうとする同調圧力が、特にこの年代の女性に影響を及ぼします。
例えば、他の女性と比べて結婚や出産のタイミングが遅れたり、独身でいることに対する社会的な目線を気にするケースが多く、これが悩みの原因となります。
また、ママ友関係や職場での人間関係でも、周りに合わせることが重要視されるため、個人としての自由を感じにくいと感じる女性も多いです。

高い自己期待と社会的成功への渇望

この年代の日本女性は、バブル崩壊後の厳しい経済環境や競争の激しい社会で育ち、成功や自己実現を追求する意識が強くなっています。
そのため、自分に対して高い期待を抱きがちです。キャリアにおいても「一人前」として認められることや、家庭での「完璧な母・妻」であり続けることへの期待が、心の中での負担となります。
結果として、「すべてを完璧にこなさないといけない」という完璧主義的な考えが、精神的な疲労やプレッシャーを引き起こします。

孤立感と心理的サポートの不足

日本の30〜40代の女性は、忙しいライフスタイルの中で自分の感情を押し殺す傾向があります。
特に、子育て中や仕事に追われている女性は、自分の心のケアを後回しにしがちです。その結果、孤立感を抱く女性も少なくなく、精神的なサポートが不足していると感じることがあります。
さらに、心理的なサポートを求めることに対して、まだ一定の抵抗感や「弱さを見せたくない」という感覚があるため、悩みを外に出すことが難しい状況にあります。

少子高齢化・社会構造の変化による不安

日本は少子高齢化社会が進んでおり、30〜40代の女性は自分自身の老後や親の介護についての不安が増している世代でもあります。
これに加え、子どもの将来や教育に対する負担も重くのしかかるため、未来への漠然とした不安を感じることが多いです。
また、社会保障や雇用の不安定さも影響しており、将来的な経済的な安全が保障されないことへの心配が、内面的な不安の原因となっています。

「良妻賢母」への期待と現実のギャップ

依然として、日本社会では「良妻賢母」としての理想像が求められることが多く、それを達成することへのプレッシャーが存在します。家庭内では「完璧な母親・妻」として振る舞うことが期待され、仕事では「デキる女性」としての役割が求められますが、実際にはその両立は非常に困難です。
この理想と現実のギャップが大きいほど、心の内面での葛藤やストレスが生じます。

(参考:kufura, 美的.com, 日本の女性現在の役割と課題

✳︎

日本の30〜40代の女性は伝統的な価値観や現代の社会的期待との間で、特有の悩みやプレッシャーを抱えてしまう傾向にあるようですね><;
これらは特に日本の文化的背景や社会構造の変化と深く関わっていて、他国に比べても特徴的な要素と言えそうです。

今回の図書では、パリジェンヌたちはそもそも上記全ての考え方・捉え方が根本から異なる印象を持ちましたし、何より「自分軸をしっかり持っている」力強さを感じました

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

自分の考え方や捉え方、自分軸「これがいい/こうする」をブラさなければ、女性のライフステージに沿った特有の悩みやプレッシャーなんてものは吹き飛ばせると、私は勝手ながら信じています。

過去の自分の悩み苦しみ時代を振り返ると、当時の私は常に「自信を失っている」「自己肯定感が低い」「他人と比較している」状態だったと思います。

今回の図書は、そんな状態に陥ってしまうトリガー要素そのものが湧き出ることを予防できる「常に自分を良好な状態にしておくための術」のヒントが多く詰まっていました。

「自分らしく、自分らしさを見つけるために、自分軸を作ることからスタート。人の意見は無視っ!」
これ本当に大事だと思います。

自分と向き合うゴールデンタイムも、楽しみましょう!enjoy!


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