子供への声がけ|プールに行きたがらない時、とても役立ってくれた絵本

絵本

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こんにちは。らぶこです。

現在小3の長男は、3歳〜スイミングスクールに通いはじめて早6年が経過しました。
今は「今日はプールだ!イェーイ!」と楽しみな習い事の一つとなり、今年の夏休みは「短期集中レッスン(3日連続)」を2枠も行ってしまった&週1では物足らず週2で通うほど、プールが大好きになっています。

でも、主張が強くなってくる4・5歳時代は「プール行きたくない」「やめたい」と泣き叫ぶことも多々ありました。そんな時に今回の図書「あしたプールだ がんばるぞ」に出会ってからは、話し合いのクッション材料として登場させることで「行ってみようかな」の雰囲気に持ち込めたことも多くあり助かっていました

一方で現在小1の長女に関しては同絵本の力は及ばず、結果的に3歳〜小1夏休み前までの3年半でスイミングスクール退会という結果となりましたが…^^;

このように長男、長女で性格も興味も異なる中、この絵本が彼らに影響したことや親側の声がけや対応方法について記録していきたいと思います!

絵本の要約

『あしたプールだ がんばるぞ』(寺村輝夫・作)は、幼稚園に通う子どもたちの日常を描いた、シリーズ「くりのきえんのおともだち」の一冊。

物語は、明日のプール学習を楽しみにする子どもたちが主人公です。しかし主人公の園児たちのうち一人だけ、「わんすけ」は明日お休みしますと先生にこっそり伝えます。
なぜなら、泳げないし、水に入ることが怖かったからです。

その日、わんすけは不思議な夢をみるのですがそこで、海の中の生き物たちに「泳ぎ方のコツ」を教えてもらいます。夢から醒めると「怖くないかもしれない、できるかもしれない」という気持ちになって翌日のプール学習を頑張ることを決意します。

物語の最後は「ほく、きっとおよげるよ。」でおしまい。(実際泳げたのかどうかの結果は読者の想像による)

絵本といえば、の「いもと ようこ」さんのかわいらしい絵とともにわんすけの気持ちの変化や挑戦する姿が伝わり、読者も共感できる心温まる絵本です。

前提:寄り添い〜イヤイヤの捉え方〜

年齢に伴い出てくる子供のイヤイヤ。
育児書やメディアで「イヤイヤ期=修行」のような若干マイナスの雰囲気で取り上げられている雰囲気を勝手に感じてしまいますが、私はまず前提としてその時期は「子供の脳が育っている貴重な時期」と捉えて子供たちと関わっていこうと努めていました。

もちろん、自分も仕事と育児と家事で疲労困憊の時にイヤイヤされてしまうとカッとなってしまうことは多々ありましたが「今は成長期、今は成長期、喜ばしいことじゃ〜」なんておばあちゃん目線(第三者&客観視)でいると子供との距離感を一定距離に保てるので、おばあちゃん目線はオススメです^^♪
「子供は別人格、一人の人間」の意識をするかしないかで、大きく捉え方が異なる気がします。

そんな距離感を保ちつつ、「プールイヤイヤ状態」になったときに私がしていた関わり方を以下ご紹介します。

感情の共感・深掘りの繰り返し

プール以外にも何でも、大人だって気分が乗らないときや不安要素が残る予定があったら言い訳を考えてしまうものです。子供だって同じです。
ましてや周りに大勢の知らない人間がいる、家のお風呂より何十倍も大きい範囲に水がある、なんか知らないけどママ・パパから引き剥がされてる(ここはどこ)…なんて状態のプールでは、大パニックです。

親子で「プールが嫌だ」を乗り越えることができたのは、シンプルに「共感しながら淡々と会話」でした。

▼嫌なんだ、そうだよね、そうかそうか
∟泣いていたら落ち着くまでハグ、手を繋ぎながら、ただただ待つ
▼お母さんに、何が嫌か教えてほしい
∟しゃがんで子供と目線を合わせて、ゆっくり問う
▼嫌なことを言語化できなくて、思い出してまた泣く
∟待つ(好きなおやつやおもちゃで気を逸らす)
▼一言でも話してくれたら
∟「教えてくれてありがとう、お母さん嬉しい!」と大袈裟に伝える
▼一言も話してくれなかったら
∟「今、どうしたい?」と次のアクションを子供に委ねると話してもらいやすい

…といった感じに子供から何かアクションを起こしやすいように誘導してみると、当時息子は

・お母さんと離れるのが嫌だ、怖い
・何か嫌だ(まだ楽しみを見つけられる余裕は微塵もない段階のため、ざっくりの気持ち)
・寒い(冬の時期は着替えるだけでもハードル高)
・眠い(14時〜16時くらいの時間帯は避けたほうが良さげでした)
・体調が悪い(お腹痛い、は仮病疑惑がおおいにありましたが、信じる)

…と理由を話してくれました。

安心できる情報を伝える

上記のような理由を話してくれたら、あとはその不安払拭をしていけばだいたい問題解決です。

・勇気を出してプールに入れたら、あそこ(観覧席)から見て応援してるよ。お迎えもいくから安心して!
・次回からは温かい家で着替えて、あとはここ(プール更衣室)でサッと脱ぐだけにしてみようか!
・朝一番のクラスに変えてみたらどうか、試してみようか!
・プールに入れたとして、泳がなくてもいい。足だけ入れてみて!(とにかくハードルを下げる)
・今日プール入れなくても、ここ(入口)まで来れて偉かった!次回はもう一歩入れるかな?(小さな約束)
・「わんすけはさ、どうしてプール行けるようになったんだっけ?」と絵本の内容を思い出して「できるかも?」の要素を頭に入れる!(自己暗示)

といったように、大前提「子供にだって都合や意思がある」ことを念頭に、お互いハッピーになれそうな「すりあわせ」「歩み寄り」と「小さな約束」「小さい次回目標」を掛け合わせていくと、次の機会に前進…の繰り返しで最終的に気づいた時にはイヤイヤは減っていきました。

まだ上手に話すことのできない子供相手がゆえ、スムーズにいかないし根気がいることではあります。
一生続くことではない!と割り切って前進できた小さな事を探して、褒めていくと良いと思います。

心掛けた声がけ・考え方

頑張らなくていい

毎度プールに送り出す時にかける言葉は、プレッシャーを与えないように「頑張って!」ということは避けていました。
これは私自身、何をするにしてもこう言われると無意識に力が入って良い結果が出せなかったなぁ…という振り返り・気づきがあったこともあり、控えるようにした声がけの言葉です。

「頑張って」は何となくハードルが高くなってしまう気がするので、代わりに「楽しんできてね!」と声かけするように意識していました。
頑張るのは「(無条件に)楽しい!」があった上でのことで、頑張りたいと子供自身が思えた場面があった時に初めて言ってあげる言葉で良いのでは?という考えが背景にあります。

目的を見失わないように注意

イヤイヤ期間中に意識していたのは「なぜプールに通うのか」の理由を見失わないようにしていたことです。

我が家では、「自分の命を守れるように、クロールまでは泳げるようになってほしい」という目的があって息子・娘共にベビークラスからスイミングスクールに入会させ、子供たちにもそれを伝えていました。

もちろん二人とも見事にプールイヤイヤ期間が到来しましたが、その都度の会話でなんとか乗り越えました。
その過程で、結果的に息子はプールが大好きになって今でも楽しく継続している一方、娘はクロールのクラスを卒業した段階で「もう泳げるから行きたくない」と退会しました。

娘の方は、運動神経が良くかなりハイスピードで進級できていたこともあり親からすると「え〜もったいない…」と思うところもありましたが、話を聞くと

・プールが嫌いになったわけではない、遊びのプール(レジャープール系)なら大好き
・列に並んで自分の番を待つのが嫌だ
・コーチに「こうしてああして」と言われるのが嫌だ

と、何とも自由人な娘らしい意見がありました^^;

集団行動をするなら踏ん張ってほしい事項ではありますが、親側が提示したミッションはクリアしていたため「まぁ、本人がまたやる気になればすぐ本領発揮するでしょう」という気持ちで、潔く退会となりました。

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
我が家のプールイヤイヤ期を乗り越えられたきっかけの一つでもある「あしたプールだ がんばるぞ」

初めての試みの前や、不安な気持ちがあった時はこの絵本を読んで「できる姿をイメージしてみよう♪」と会話してみると、その中で不安払拭できる糸口が見つけられるかもれません。

絵本は、大人に”楽に楽しく生きるためのヒント”を与えてくれることが多いので、楽しいですね^^

※再掲:今回の図書↓

それでは、enjoy!

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