子供に贈るお金の知恵|ユダヤ富裕層の成功法則が家庭のお金教育に生きる!

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こんにちは。らぶこです。
今回の図書はこちら!
ユダヤ富裕層が13歳までに学ぶお金のルール」(川口幸子・著)です。

昨今、子供向けイベントの傍ら同じ時間で大人向けに資産運用セミナー開催します!といった広告をよく目にします。
高校でも2022年(令和4年)4月〜金融教育必修になったこともあってか、ようやく日本でもお金と向き合う機会が増えてきましたね〜なんて言うTVコメンテーターの意見もちらほら。

かくいう私は、お金の管理や付き合い方をじっくり考え始めたのは恥ずかしながら本当にここ数年からのことです。主人とも、各々メディアから得たお金の知識や考え方をシェアし合って「子供たちにはこういう考え方を伝えていこう」と家庭内で方向性を合わせている今日この頃です。

今回の図書ではユダヤ人が幼少期から学ぶとされる「お金」に関する価値観やルールが紹介されており、資産形成や人生の成功に役立つ知恵を学べる本ということで我が家の金融教育の参考にしたいと思い読みましたが、子供にはもちろん大人にも大変有益な情報がある本でしたので、その内容を記録します。

本の要約

お金の教育は早期から始まる

ユダヤ人の家庭では、子供が幼い頃からお金について教え始めます。13歳までには、基本的なお金の使い方や管理方法を学び、将来の経済的な自立に備えることが重視されます。お金の価値を理解し、労働や努力による報酬を意識させる教育が行われます。

お金を「手段」として捉える

ユダヤ人は、お金そのものを目標にするのではなく、人生の目的や夢を実現するための「手段」としてお金を捉えます。お金は自由を得るためのツールであり、そのために正しく管理することが大切です。
子供の頃に「大きくなったら何になりたい?」と周りの大人に聞かれることも多いと思いますが、その時になりたい職業や成し遂げたい夢から逆算して、何が必要か、それを手に入れるにはいくらが必要なのか、そのお金を用意するには何歳までに何をしておくと良いのか、など深掘りをしていくのがユダヤの家庭では普通にあるそうです。

労働の重要性と価値

お金はただもらうものではなく、労働や価値の提供によって得るものだと教えられます。勤勉さと努力を重視し、仕事を通じて社会に貢献する姿勢が強調されます。
また、「老後のために仕方なく働く」という考えで嫌々働くのはナンセンス。今だからこそ得られる仕事のやりがいや面白さ、今だからこそ作れる人間関係といった前向きな仕事の向き合い方を常とする姿勢が将来的に役立つという考え方をしています。

自己投資と学び

ユダヤ人は「知識が最大の資産」として、学び続けることに重きを置きます。自己投資、特に教育やスキル向上に対する投資は、将来的な大きなリターンをもたらすものと考えられています。 
そのため、ユダヤ系欧米人たちは「教育こそ最大の投資」として多額のお金をかけるようです。

「一番の投資は”知識”であり、”知恵”である」とは、ユダヤ人に伝わる格言です。

引用:ユダヤ富裕層が13歳までに学ぶお金のルール

与えることの重要性

ユダヤ教の教えでは、「与えること」も非常に重要です。ユダヤ人は収入の一部を慈善活動や寄付に使う習慣を持ち、それが社会全体の繁栄に繋がると信じています。お金を稼ぐことだけでなく、他者や社会に還元することの大切さが強調されます。

自分の富を社会に還元すれば、それはまた回り回って自分にも返ってきます。良いエネエルギーを循環させることで、世界が動き出していきます。

引用:ユダヤ富裕層が13歳までに学ぶお金のルール

リスク管理と分散投資

お金に対する慎重なアプローチもユダヤ人の特徴です。リスクを適切に管理し、分散投資を行うことで、リスクヘッジしながら安定した資産形成を目指します

資産形成は長期戦・複利を味方につける

ユダヤ人は、短期的な利益に飛びつくのではなく、長期的な視点で資産形成を行います。時間をかけて資産を増やしていくことが成功の鍵であり、忍耐と計画性が重視されます。(若さ=時間があること自体が財産)
また、「金利」「複利」についても早期教育がされていて運用する元金がどれだけ増えていくのか、そのカラクリについてもユダヤ人の子供たちはすでに知っているのです。

お金の理解活動:親子でできること

お金の価値を理解することを目的にした「子供向けに親子でできる活動」について、図書内容を参考にしながら、我が家の実体験も交えてまとめました。

お小遣いを管理させる

  • 目的: お金の使い方や節約を学ばせる
  • 親は子供に定期的にお小遣いを与え、それをどのように使うかを考えさせます。お金を「すぐに使う」「貯金する」「使い道を計画する」「誰かのために貯めておく」などといった選択肢を与え、子供が自分で判断できるようにします。たとえば、目標額を決めてそれに向けて貯金をすることで、お金を計画的に使う大切さを教えます。
らぶこ
らぶこ

我が家では「これでいい」ではなく「これがいい」と本気で思えないものにはお金は払いません、と断言しています。
言い続けていると、ECサイトで靴を選ぶにしても自ら「これがいい!だってね…」とプレゼンしてくれます。

「家族内仕事」で報酬を与える

  • 目的: 労働の対価としてお金を得る経験をする
  • 家庭内での簡単な仕事(お手伝い、掃除など)を行い、その対価としてお金をもらうシステムを作ります。これにより、「お金はただ手に入るものではなく、努力や時間を使って得るもの」という価値観を学べます。
らぶこ
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どこのご家庭でもやっていることかもしれませんが、我が家ではお風呂掃除、窓拭き、洗濯物を畳むなど家事の一部を「お母さんお助け代」の対価としてお小遣いを与えています。

お金を使う目的を話し合う

  • 目的: お金の優先順位や価値を考える力を養う
  • 子供と一緒に買い物リストを作成し、予算内でどれを買うべきかを一緒に話し合う。例えば、限られた予算内で欲しいものすべては買えない場合、何を優先するかを子供に考えさせることで、お金の価値と限界を理解させます。
らぶこ
らぶこ

普段子供とは一緒に買い物へ行かないとしている我が家ですが、「一緒に行きたい!」となった時には買い物リストをあえて作って「必要なもの以外は買わない」「類似商品でもなぜこれを選んで買うか」などを会話に交えて伝えています。

貯金と投資の違いを教える

  • 目的: 長期的な視点でお金を管理することを学ばせる
  • 貯金箱を使って短期的な貯金の意味を教えつつ、銀行口座を開設して将来的な大きな目標(例えば自転車や旅行)に向けて貯金することも教えます。子供向けの簡単な「投資ゲーム」やシミュレーションを使い、投資の概念やリスク管理を楽しみながら学ぶのも効果的です。
らぶこ
らぶこ

長男はお誕生日に欲しいものがない、と言ったので「欲しいものができた時に使える5,000円券」を作ってプレゼントしました。
使わなければ毎月+1000円ずつ増えていく(長期運用)条件を説明したところ、今のところ本人は「増やすんだ」と言って何も買おうとしません。
小学生でお誕生日に「欲しいものがない」と言えるのもすごいなぁ…と思っています。笑

寄付や慈善活動に参加させる

  • 目的: お金を「使う」だけでなく「与える」ことの重要性を学ばせる
  • 子供が興味のあるチャリティーや寄付先を一緒に探し、収入の一部を社会に還元する経験をさせることで、他者に与えることの喜びや意義を教えます。たとえば、自分のお小遣いの一部を寄付する選択をした場合、その行動を褒めることで、社会貢献とお金の関係を自然に理解させます。
らぶこ
らぶこ

飲食店やコンビニのレジ横募金箱に、お釣りの一部を寄付する姿を子供達に見せています。

「気持ち程度」の寄付しか今のところはできていませんが、数円、数百円であっても「誰かの何かのお役に立てますように」という願いはたくさん込めています!

目に見える形でお金を可視化する

  • 目的: お金の貯まる過程を具体的に理解させる
  • 透明な貯金箱やチャートを使って、目標額に向けてどれだけ貯金が進んでいるかを視覚的に見せることで、目標に向かう過程を楽しませます。たとえば、「あといくら貯めれば自転車が買える」という具体的な目標を設定することで、お金を貯めることへのモチベーションを維持させます。
らぶこ
らぶこ

目標からの逆算をして貯まる過程を理解する、は今後取り組みたい活動です!
今はまだ、お小遣い表をつけることと定期的に貯金箱の中身を出してお金を数える練習&お金が貯まってきている実感を持たせているのみです。

お金に関する書籍や絵本を読む

  • 目的: お金に対する健全な考え方を育む
  • 子供向けのお金に関する絵本や物語を一緒に読むことで、自然とお金に対する正しい価値観を学ぶことができます。例えば、「貯金」「投資」「働くことの意義」などをテーマにした物語は、理解を深めるのに役立ちます。
らぶこ
らぶこ

以前図書館で借りてきたマネーうさぎシリーズが、とてもわかりやすくておすすめです!

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

お金に関する知識や知恵は、いつからでも身につけることができると思っています。
私自身が新卒で働き始めた当初にでも知っていたらもっともっと富は得られていたのかな…なんて思ってしまいましたが、今からでも全く遅いことはないですよね。
さらには、それを子供たちへ伝えられたら&一緒にできることを実践してければ、子供たちに「お金への知識・知恵・向き合い方」という誰にも奪われない一生ものの財産を残してあげられます。

我が家の子供たちは現在9歳と6歳。
今回の図書からの学びに関して、子供たちに押し付けないよう注意しながら「一緒に学んでいこうスタイル」で伝えていこうと思います!

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